【平成生まれの男女1,005人に調査】約7割がゴルフ未経験!ゴルフをしない若者たちの理由と、ゴルフ人口を増加させるためのカギとなることとは!?
1990年代のピーク以降、日本のゴルフ人口が大きく減少しているという話をご存じでしょうか。
ゴルフといえば、年配の方や取引先の方との接待、コミュニケーションとして重宝されていたイメージがあります。
一方でコロナ禍を機に、密集を避けてできるスポーツとして若い世代で始める方が増えているといった報道も見受けられました。
実際平成生まれの若い世代の方々はどの程度ゴルフに興味を持っているのでしょうか?
そこで、平成生まれの男女を対象に「平成生まれのゴルフに対する意識」に関する調査を実施しました。
【調査概要】「平成生まれのゴルフに対する意識」に関する調査
【調査期間】2023年10月4日(水)~2023年10月5日(木)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】1,005人
【調査対象】調査回答時に 平成生まれの男女 であると回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
平成生まれの約7割がゴルフ未経験!
まず、平成生まれの方はどのくらいゴルフ経験があるのでしょうか。
Q:今までにゴルフをしたことはありますか?
『どれもしたことがない(68.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『練習場(打ちっぱなし)だけならある(15.1%)』『ラウンドしたことがある(11.1%)』『シミュレーションゴルフだけならある(5.8%)』と続きました。
平成生まれの約7割がゴルフ未経験であるようです。
ゴルフを始めていない理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
Q:「今までゴルフをしたことがない理由を教えてください(複数回答可)
『費用が高い(45.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『道具を揃えるのが大変(39.2%)』『一緒にラウンドを楽しめる友人・知人がいない(32.8%)』『ルールが難しい(30.9%)』『練習できる環境がない(28.0%)』と続きました。
揃えるまでに高額な費用がかかってしまうゴルフ用具やラウンド料金も高額のため、本格的に始めるとなると若者にとってはハードルが高いスポーツと言えそうです。
ちなみに、平成生まれの男女を無作為に抽出した今回の調査ですが、ゴルフをしたことがない方のうちの約66%は興味がないと回答する結果となっております。
残りの方々が、興味があるものの挑戦しようと思っていない理由についても伺いました。
■ゴルフに興味はあるが挑戦しようとは思っていない理由とは?
・やろうと思うと値段が高いし朝早いから(10代/女性/茨城県)
・ゴルフができる場所が近くにない(10代/女性/岩手県)
・周りにゴルフをやる人がいないから(20代/女性/愛知県)
ラウンドに出ない理由は「費用が高い」「一緒に回れる友人・知人がいない」
ここまでの調査で、ゴルフに興味があってもお金や時間の都合で挑戦できない方がいることが明らかになりました。
次に、ゴルフをしたことがあるもののラウンド経験がない方に、ラウンドに出ない理由を伺いました。
Q:「ラウンドに出ない理由を教えてください(複数回答可)
『費用が高い(46.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『一緒にラウンドを楽しめる友人・知人がいない(34.3%)』『ゴルフ場まで遠い(30.5%)』『時間が長すぎる(27.1%)』『練習場で満足している(14.3%)』と続きました。
費用の高さに次いで、一緒にラウンドできる友人や知人がいないという理由が第2位となりました。
若者のゴルフ人口が少なく、友人を誘えない様子も窺えます。
また、ゴルフ場まで遠いことを理由に挙げる方も約3割おり、移動時間や早朝からの活動がネックになっている方は多いようです。
ゴルフの取り組み方に関して付き合い5割、趣味4割
ここからはゴルフをした事があると回答した方全員に、伺ってまいります。
Q:「ゴルフの取り組み方について、当てはまるものをお答えください
『人との付き合い(仕事、交友関係など)程度でしている(40.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『趣味程度でしている(36.0%)』『コンペ出場を目指している(13.0%)』と続きました。
コンペ出場もお付き合いが多いことを考えると、5割以上が付き合いでゴルフをしており、
趣味でゴルフをしている方が4割弱というのが実態のようです。
取り組み方も違えば、始めた時の目標なども異なるでしょう。
Q:ゴルフを始める時はラウンドすることを目標にしていましたか?
と質問したところ、約6割の方が『いいえ(60.6%)』と回答しました。
ラウンドを目標にゴルフを始めた方はあまり多くないことが明らかになりました。
ここからも付き合いが趣味として楽しむことを目的にゴルフを始めた方が多いことが見て取れます。
費用懸念や一緒に楽しめる友人・知人の存在等、ゴルフをしたことがない方の理由について様々ありました。
またゴルフをしたことがある方も、付き合いや趣味程度で本格的に取り組んでいる方は少数派のようでした。
【まとめ】ゴルフ離れの若者。ゴルフ離れ解消のヒントはシミュレーションゴルフにあり!?
今回の調査で、平成生まれの方のおよそ7割が、これまでゴルフをしたことがないことが明らかになりました。
ラウンド料金や道具が高価であることが主な挑戦を妨げる理由のようですが、周りにゴルフをしている友人がいないことやゴルフ場までの移動時間もがネックになっていることが考えられます。
このように様々な理由から、若者にとっては少々ハードルが高く捉えられてしまい、ゴルフ離れに繋がってしまっているのかもしれません。
一方で興味がある方もいることから、ハードルさえ低くなればよりゴルフを始める若者も増えるでしょう。
もし仮に格安で、かつ個室で手軽に行えるシミュレーションゴルフが広まれば、今後若者のゴルフ離れを解消する場所として注目を集めそうですね。