シェアハウスの個室の防音対策8選
シェアハウスでは、相手の生活音が聞こえてくることや、自分の生活音が相手に聞こえるということはある程度は受け入れる必要があります。
しかし、そうは言ってもできる限りの防音対策はしておきたいものですよね。
今回は、シェアハウスの個室でできる8つの防音対策を紹介します。
シェアハウスに入居予定で防音対策をあらかじめ知っておきたいという方や、現在お住まいのシェアハウスで防音対策を行いたい方はご一読ください。
目次
防音性の高いシェアハウスの選び方
そもそもシェアハウスの建物自体の防音性が高ければ、苦労して対策を行う必要はなくなるかもしれません。
比較的防音性の高いシェアハウスを見つけるためのポイントはいくつかあります。
防音性の高いシェアハウスに多い特徴
・建物がRCまたはSRC造である
・隣や向かいの個室がある程度離れている
・壁側にクローゼットなどの収納スペースがある
・リビング等の共有スペースと個室が別の階にある
・話し声や音に関するルールが決まっている
・人数の上限が少ない(5人程度)
また、全個室が防音室になっている等、建物全体の防音性の高さを売りにしている場合もあります。
防音性の高いシェアハウスがあるかどうかを直接聞いてみてもよいでしょう。
シェアハウスの防音対策:外部の音を聞こえにくくする
防音対策とひと言で言っても、大きく2種類に分けられます。
1つが、隣の個室や共有スペースなど、部屋の外部の音が自分の部屋まで聞こえてくる場合に行う対策です。
もう1つは、自分の出す音が隣の部屋などに漏れ聞こえてしまわないように行う対策です。
まずは、外部からの音を聞こえにくくするための対策方法を紹介します。
対策①一番上の階に住む
「自分は音が気になるほうだな……」
という自覚のある方は、入居の段階で一番上の階の部屋を選ぶことが防音対策になります。
これからシェアハウスへの入居を考えている場合は、上の階の部屋が空いているかどうか確認しましょう。
対策②防音シートを壁や天井に貼る
外部からの音をある程度カットする効果のある「遮音シート」などの防音グッズもおすすめです。
防音グッズには大きく分けて2種類あります。
それぞれの役割を理解して活用することで効果を発揮します。
遮音シート
遮音シートには、部屋の外から伝わってくる音や部屋の中の音を反射させることで音を通さない効果があります。
壁や天井に遮音シートを貼ることで、上の階や隣の部屋、部屋の外などから聞こえてくる音が聞こえにくくなるため防音対策として使えます。
吸音シート
遮音シートだけで十分に思えるかもしれませんが、十分な防音効果を得るには吸音シートとの併用がおすすめです。
なぜなら、遮音シートだけではあくまで“音を反射させる”という役割しかないため、騒音が反響してかえってうるさくなってしまう可能性があります。
吸音シートには、音を吸収するという効果があります。
遮音シートで騒音を反射させ、さらにその反射した音を吸音シートで吸収することで効果の高い防音対策を行うことができます。
対策③シェアハウス全体でルールを決める
シェアハウス全体で、音に関するルールをある程度決めることで、大変な防音対策を行わずともある程度の効果が見込める場合もあります。
たとえば、以下のようなルールであればある程度の防音性を保つことができ、比較的簡単に守ることができます。
防音対策につながるシェアハウスでのルールの一例
・夜0時以降は共用スペースでの会話は最小限に抑える
・ドアの開閉は静かに行う
・テレビの音量の上限を決める
・リビングの消灯時間を決める
対策④家具の配置を見直す
音は壁を伝って聞こえるため、壁に沿って家具を配置するだけでも家具が間に入ることである程度の防音効果が期待できます。
特に音が気になっている側の壁に沿って本棚やクローゼットなどの大きな家具を配置してみてください。
また、騒音の方向からできるだけ遠くにベッドを配置することで睡眠時の音が気になりにくくなります。
対策⑤耳栓をつける
耳栓をつけて、耳に入る音を直接的に遮断するという方法も効果的です。
最近は、防音効果をしっかりと発揮しつつもアラームや目覚まし時計の音はきちんと聞こえるような耳栓もあります。
自分の生活スタイルと合わせて検討してみましょう。
シェアハウスの防音対策:自分の音が漏れないようにする
防音対策を行って外からの音が聞こえなくなっても、自分の生活音で他の入居者に迷惑をかけてしまう可能性があります。
お互いが気持ち良く過ごすためには、双方の配慮が必要です。
特に、楽器を演奏する方や仕事柄の都合で夜間での通話や作業等が多い方はご自身の防音対策も意識しましょう。
対策①スリッパやカーペットを用意する
2階以上の部屋に住んでいる場合は、日常的な歩行の足音だけでも下の階に響いてしまう可能性があります。
カーペットを敷いてスリッパを履くだけでも下の階に響く音は軽減されますので、2階以上の部屋ではカーペットとスリッパをまず用意しましょう。
対策②防音シートを壁や天井に貼る
“外部の音を聞こえにくくする”ための対策方法として防音シートの活用を紹介しましたが、これは自分の音が外に聞こえないようにするための対策としても使えます。
音を反射してカットする効果のある遮音シートと、反射した音を吸収する吸音シートを組み合わせて壁や天井に貼りましょう。
また、防音カーテンを個室のドアの前や窓に取り付けることで、隙間から漏れる音もある程度対策できます。
対策③壁に家具を配置する
同じく、“外部の音を聞こえにくくする”ための対策方法としても紹介しましたが、家具の配置を工夫することでも対策になります。
費用の面などで防音シートを用意できない場合や、防音シートを貼ったうえでもさらに念入りに防音対策をしたい場合は家具の配置も見直しましょう。
シェアハウスでの防音対策の基本は、外からの音と自分の出す音の両方を対策すること
以上、防音性の高いシェアハウスの選び方と、シェアハウスでの防音対策の方法を紹介しました。
シェアハウス選びの段階では、建物の構造や騒音に関するルールについて着目すると防音性の高いシェアハウスが見つかりやすいです。
入居後は、隣の個室や共有スペースからの音に対する防音対策はもちろん、自分の出す音の防音対策も忘れずに行いましょう。
基本的には、遮音シートと吸音シートを壁や天井に貼り、壁沿いに家具を配置することである程度の対策ができます。
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