シェアハウスがシングルマザーにおすすめな理由は？メリットデメリットもチェック

さまざまな事情によって、一人でお子さんを育てているシングルマザーにとって、住まいに関わる悩みは無視できないものとなっています。

ここでは、シングルマザーが抱えている住まいの問題に役立つシェアハウスのメリットを中心に、シェアハウスがおすすめな理由やデメリットについても紹介します。

シングルマザーが抱える住まいの問題

離婚や離別をきっかけにシングルになった女性が子どもを育てていくとき、家賃が重い負担になることがあります。

持ち家についても税金がかかったり、修繕の必要が出てきたりと、家を持っているからといって必ずしも安心というわけではありません。

また、収入が不安定なシングルマザーには、家の住み替えも難関のひとつになります。安定した収入がない場合に家を貸し渋られるケースが多く、公営住宅の入居制度も空きが少なければ利用不可となります。

派遣社員やアルバイトで生計を立てているシングルマザーは、住まいを簡単に替えられないだけではなく、家賃の問題も重くのしかかります。

家賃が支払えなければ入居を断られてしまうため、常に働かなければならず、そのうえに子育ても進めていかなければなりません。

シングルマザーがシェアハウスに入居するメリット

シングルマザーがシェアハウスを利用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

1、生活費の節約

まずはシェアハウスの醍醐味である家賃の節約が挙げられます。シェアハウスは利便性の良い立地にあることが多く、特に首都圏や地方都市の都心部では駅チカ物件も数多くみられます。

シェアハウスと同じエリアのマンションやアパートに住むとなると、家賃は高く狭い間取りの物件か、住空間は良いけれど非常に高額な物件のどちらかを選ぶことになるため、シングルマザーにとってはあまり現実的ではありません。

その点、シェアハウスでは8万円以下の物件が多く、極端にいえば「身ひとつ」で入居できるメリットがあります。

家賃が節約できれば生活のクオリティが上がり、子どもの学費や通信・光熱費に回せるようになるため、高い節約効果が期待できます。

他にも、シェアハウスには以下のような金銭的なメリットがあります。

●　敷金や礼金が不要（物件による）
●　電気・ガス・水道が定額料金で使える
●　通信費（インターネット）が定額料金で使える

通常の物件では定額料金で使えるものが限られており、敷金・礼金のほかに不動産会社に仲介手数料も支払わなければなりません。

シェアハウスなら家賃以外の支出も抑えられるのでお金が貯めやすく、支出の無駄も省けます。

2、家具や家電の買い替えが不要

ほとんどのシェアハウスには家具・家電が揃っており、新居への住み替えに必要なものを新調する必要がありません。

リフォーム・リノベーション済みの物件は新しく、定期的な清掃が入るため常に清潔に保たれています。

3、職場や学校に近い好立地

お母さんの職場、お子さんの学校（保育所）にアクセスしやすい立地のシェアハウスを選べば、通勤や通学にかかる時間と金銭的な負担が省けます。

送り迎えの時間が短縮できればお母さんにかかる負担が減りますし、職場に近いシェアハウスなら通勤だけで体力を減らす心配もありません。

シングルマザーがシェアハウスに住むデメリット

シングルマザーがシェアハウスに住む場合、以下の2点に注意が必要です。

1. 居室が手狭に感じる場合がある
2. 居住者によるトラブルに注意

まず、子どもと2人で居室を利用することになるので、できるかぎり余裕のあるお部屋を選びたいところです。予算とも相談しなければなりませんが、圧迫感を感じるサイズの間取りは避けたほうが良いでしょう。

居室が狭いと子どもは窮屈に感じ、一人で共有部に出ていってしまう可能性があるため、広々とした個室を備えた物件を優先的に確認してみてください。

次に、居住者とのトラブルにも注意が必要です。自分自身の安全や防犯はもちろん、子どもの安全も同様に考えなければならないので、セキュリティ設備が完備されている物件を選んでください。

近年のシェアハウスには、女性専用物件やファミリー歓迎の物件なども増えてきており、少しでも安全に暮らせる環境を選びたいところです。

シングルマザーにシェアハウスがおすすめな理由

シングルマザーにはなぜシェアハウスがおすすめなのでしょうか。さらに理由を掘り下げてチェックしていきましょう。

最新設備が利用できる

最新式のシェアハウスではIH調理器や大型の冷蔵庫、インターネット接続可能な大画面テレビなど、住環境に配慮した設備が完備されています。

コワーキングスペースや中庭、テラス、屋上などが完備された物件も多く、ワンルームアパートの手狭さに比べて快適な環境が期待できます。

便利な設備が利用できれば衣食住にかかる負担が減り、お子さんとのコミュニケーションに時間をとったり、居住者もまじえて楽しい時間が過ごせたりと、さまざまなメリットが期待できますね。

掃除や片付けの手間が減る

シェアハウスの多くは管理者や管理会社によって運営されており、清掃業者が定期的に水回りやゴミ出しを担当してくれます。

自分ひとりで掃除を行う手間がかからないので、育児中のシングルマザーにとっては負担を大きく減らし、仕事や育児に集中できるようになります。

シングルマザーにおすすめのシェアハウス

女性専用、ファミリー用のシェアハウスは関東エリアを中心に増えており、キッズスペースやバリアフリー化を施した物件がいくつも見つかります。

職場や保育所へのアクセスがしやすいハウスなら、金銭的な負担以外にも、肉体的・精神的な消耗を抑えられるので、育児や仕事を充実させられます。

シェアハウスには同じシングルの家庭との出会いや、他の居住者との交流を通じて、気持ちが前向きになる効果も期待できます。シングルマザーにとってメリットが多いシェアハウスをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。