シェアハウスの間取り例と失敗しない選び方

シェアハウスには敷金・礼金不要で入居できる物件も多く、広々とした個室スペースや駅へのアクセスの良さが確保されている物件も数多く見つかります。

ここでは、シェアハウスの間取りにどのようなものが多いのか、間取りの選び方や注意点も含めて詳しく紹介します。

シェアハウスの間取りにはどんなものがある?

シェアハウスの間取りでよくある例と特徴をみていきましょう。

全室が同じ居室タイプ

全室が4畳~6畳程度のサイズで、家具の配置や間取りがすべて同じ形をしている居室タイプは、シェアハウスにもっとも多い形態です。

1部屋または数部屋だけ居室が大きくなっているシェアハウスもあり、大きな部屋は家賃が高くなりますが、広々と部屋を使えるため人気があります。

リビングと居室が同じ階に集まっている

リビングルームの隣、またはリビングを囲むようにして居室が並んでいるタイプは、各部屋からリビングまでアクセスがしやすくなっているため、シェアハウスに多くみられる間取りです。

リビングと居室が近いと人の声や生活音が気になる場合があるので、音が気になるときはリビングと居住区が別のフロアに置かれているシェアハウスを選びましょう。

リビングと別に居室が同じフロアに集まっている

メゾネットタイプ、またはリビングと居住区が完全に別のフロアに設置されているシェアハウスもあります。

リビングや玄関が1階にあり居住スペースが2階以上に集まっているので、人の話し声が気になりにくいメリットがあります。

話し声以外にも冷蔵庫の開け閉めやキッチンの使用音、玄関の開閉などさまざまな生活音が気にならなくなるので、仕事や勉強に集中したいときは、リビングと個室が完全に分かれている物件を選ぶと安心です。

シェアハウスの間取りの選び方

シェアハウスの間取りの選び方のポイントを挙げてみていきましょう。

共有スペースと個室の位置

シェアハウスの場合、共有スペースは住んでいる人全員の使用空間になるため、テレビや電化製品などが一日中使用されている場合があります。

リビングと個室が隣り合っているような間取りは、リビングを使用する人たちの声や音が気になる可能性があるため、音に敏感な方にはあまり好ましい位置取りとはいえないかもしれません。

個室と個室の距離や壁の薄さなどもチェックしながら、常に快適に使えるか、プライバシーは守られるかなどといったポイントを確認しましょう。

水回りの状況

シェアハウスのなかには、個室にバス・トイレつき(またはトイレのみ)の物件も見つかりますが、ほとんどの場合バス・トイレも共有になります。

また、バス・トイレがユニットバスの物件は、誰かが浴室を使っているときにトイレに入れないため、急に用を足したくなったときに困ってしまう可能性も。

他にもキッチンスペースに十分な広さがあるか(料理をする人は要チェック)トイレが独立していても1つしかない場合不便なので、2つ以上設置されているかなどを確認しましょう。

十分な広さが確保できるか

4畳程度で十分に感じる人、6畳でも狭く感じる人と、快適と感じられるパーソナルスペースには個人差があります。

どんな物件でも、間取りを選ぶときは個室の位置や室内の家具・設備の位置も含めて「快適」と感じられる広さかどうかが重要です。

日当たりや周辺環境

個室の位置によっては日光が入りづらい、または一切入らない可能性があるので、部屋の中だけではなく位置取りも忘れずに確認を。

部屋の向きによっては大きな通りに面しており、騒音が響きやすい場合があるため周囲の環境も考慮しながら部屋を選びたいところです。

シェアハウスの間取りで注意したいポイント

シェアハウスの間取りについて、注意したいポイントを挙げてみていきましょう。

家具との距離感と収納の広さ

備え付けのベッドなどの家具と通路にどれだけのゆとりがあるか、収納スペースの広さと通路との距離感を考え、使いやすいサイズや長さが確保されているか確認しましょう。

風通しの良さ

窓がついている部屋は風の通り具合をチェック。洗濯物を室内で干せるだけの風通しが十分に確保できているでしょうか。

防音性

シェアハウスの居室は隣り合っていたり、向かい合っていたりするものがほとんど。

部屋の防音性が低いと他の住人の声や生活音が漏れてくるだけではなく、自分の出す音も相手に丸聞こえになってしまいます。

防犯・防災に備えられるか

いざというときに逃げられる非常口や避難経路があるか、逃げるときの導線がスムーズに確保できるか、居室にカギがかけられるかなど、細かいところまでチェックを。

シェアハウスでは不特定多数の居住者と同じ屋根の下で暮らすことになるため、警戒心が薄れて思わぬ犯罪被害に遭わないためにも、防犯・防災への意識は高くもちたいところです。

居室の扉にカギがついていない、あるいは部屋に窓がなく火事のときに簡単に脱出できない物件もあります。

少しでも不安を感じたときは、安心して入居できる物件が見つかるまでじっくりと部屋探しを行いましょう。

シェアハウスの特徴と選び方をチェックしよう

シェアハウスで楽しく暮らすためには、それぞれのハウスの間取りや安全性、暮らしやすさをチェックし、基準や理想に近いか(または満たしているか)を確認したいところです。

職場や学校へのアクセスのしやすさだけではなく、居室の独立性が保たれており住みやすいかどうかもしっかりと確認を。

上記で紹介したポイントを参考に、部屋の中と外の位置取りや距離感、防音性、防犯・防災への備えなどをチェックし、安心して住める物件を見極めてください。

シェアハウスってイイね!thumb_up

そう思っていただける場所がここにあります