【シェアハウスとルームシェアの違い】性質は全く異なるので要注意!

「1人暮らしだと災害時に心細い」「できるだけ家賃を抑えたい」など、さまざまな理由からシェアハウスの利用を検討する人が増えています。
ですがシェアハウスにはメリットとデメリットがありますので、しっかり事前知識をつけておくことは重要です。
またシェアハウスとルームシェアにも違いがありますので、この点についても知っておきましょう。

こちらでは、シェアハウスとルームシェアの違いから、シェアハウスのメリットやデメリットについて詳しく解説しています。

シェアハウスとルームシェアの違い

シェアハウスとルームシェアは同じだと思っている人もいるかもしれません。
ここでそれぞれの違いについて考えてみましょう。

シェアハウスとルームシェアの違い

シェアハウスとルームシェアのもっとも大きな違いは、「家をシェアするのがシェアハウス」「部屋をシェアするのがルームシェア」という点です。

シェアハウスは、例えば3LDKの一軒家を3人でシェアして、LDKや浴室は共用という形で共に生活を送ります。
それに対してルームシェアは、例えばワンルームマンションを借りて、ひとつの部屋に仕切りをつけて数人で一緒に生活を送るというものです。
日本でルームシェアはあまり一般的ではありませんが、海外ではルームシェアをしている人も少なくありません。

一緒に暮らす人の人数も大きく変わる

ルームシェアはひとつの部屋を一緒に使うので、一緒に暮らす人数に限りがあります。
しかしシェアハウスの場合は、大きな集合住宅をシェアする「ソーシャルアパートメント」という物件もあるので、多い場合は10人を超えることも。
またルームシェアの場合は、兄弟や友人など、もともと知っている人と一緒に暮らすことが多いですが、シェアハウスは、まったく知らない人と共に生活を送ることが多いという点も違います。

シェアハウスで生活するメリット・デメリット

ここで、シェアハウスで生活するメリットとデメリットについて考えてみましょう。

シェアハウスのメリット

シェアハウスのメリットは、ルームシェアと比較してプライベートやセキュリティー面が確保されている点です。
各々に個室がありますので、鍵をかければ他人は入ってくることができないためプライベート空間を確保することができます。
またルームシェアと比較すると生活音も聞こえにくい点もメリットのひとつです。

さらに、シェアハウスは知らない人と一緒に暮らすケースが多いので、交友関係を広げられるというメリットがあります。
より自分の世界を広げたいという人は、シェアハウスに大きなメリットを感じられるでしょう。

シェアハウスのデメリット

シェアハウスのデメリットは、ルームシェアと比較すると家賃が高いケースもある点が挙げられます。
物件によっては1人暮らし用の賃貸物件よりも高いことがあるので、家賃を抑えたいという人には不向きかもしれません。

ルームシェアで生活するメリット・デメリット

ルームシェアにもメリットとデメリットがあります。
それはどのような点でしょうか?

ルームシェアのメリット

ルームシェアのメリットは、一つの部屋を区切って一緒に暮らすので、シェアハウスよりも家賃を抑えられます。
経済的な事情で極力家賃を抑えたいという人は、ルームシェアにメリットを感じられるでしょう。

また、家賃を抑えられるうえに立地のよい場所など、好条件の物件に住むことができるのもルームシェアのメリットのひとつです。

ルームシェアのデメリット

ルームシェアのデメリットは、やはり一つの部屋を区切って一緒に暮らすので、生活音が気になる、プライベートを確保できないといった点です。

またシェアハウスの場合は、それぞれが家賃を管理会社に支払うケースが多い反面、ルームシェアはどちらか一方の名義で部屋を借り、ほかの人が代表者に家賃を支払うことが多い
ため、ルームシェアをしている同居人が家賃を滞納すると、代表者が建て替えなければならないというデメリットがあります。

シェアハウスとルームシェアの向き不向き

以下に、シェアハウスとルームシェアをするうえでの向き不向きについて解説します。

シェアハウスに適している人・適していない人

シェアハウスは知らない人とひとつ屋根の下で一緒に暮らすケースが少なくないため、どんな人と一緒に暮らすのか、入居するまでわからないこともあります。
もしかすると自分とは合わない人と一緒に暮らさなければならないこともあるので、ギャンブル性が高い物件探しといえます。
「確実に安心して一緒に暮らせる人とでないと厳しい」という人は、シェアハウスには向かないかもしれません。
逆にいろいろな人と交流したい人や、さまざまな文化に触れたいという人は、シェアハウスの利用が向いています。

そのほか、家賃の支払いをしっかり管理してほしい人、プライベートやセキュリティ面をしっかり確保したい人も、シェアハウスの利用が適しています。

ルームシェアに適している人・適していない人

ルームシェアに適している人は、「とにかく家賃を抑えて好条件の物件で暮らしたい」という人ではないでしょうか。
ひとつの部屋で一緒に暮らすので、広いスペースや設備は確保できないと思われますが、「自宅は寝るだけ」という人なども、ルームシェアの利用は向いていると思われます。

逆に自分の空間をしっかり確保したい人、家賃などお金の面をしっかり管理したい人などは、ルームシェアは不向きといえます。
こうした人は、シェアハウスのほうが納得して他人と一緒に生活をすることができるでしょう。

目的や適正に合わせたシェアハウスを見つけよう

ルームシェアとシェアハウスは、他人と共に生活を送るという点は共通しているものの、お金の管理やプライベートが確保できるレベルなどに違いがあります。
実際に暮らしてみると、違いがより大きく感じられると思われますので、「共に生活を送るうえで自分が重視したいこと」を熟考して、どちらを選択するか検討するとよいでしょう。
しっかり検討すれば、より安心して新生活を始めることができますよ。

シェアハウスってイイね!thumb_up

そう思っていただける場所がここにあります