プライバシー重視でシェアハウスを選ぶ場合の4つのポイント
シェアハウスの入居に興味がありつつも、一人暮らしではないためプライバシーが気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、プライバシーを重視したい方がシェアハウスを選ぶ際にぜひ参考にしていただきたい4つのポイントを紹介します。
目次
プライバシーを確保できるシェアハウスを選ぶ際のポイント
シェアハウスでプライバシーを確保できるかどうかは、入居前のシェアハウス選びに大きく左右されます。
物件を見学する際は、以下で紹介する5つのポイントに着目しましょう。
ポイント①個室があるかどうか
プライバシーを確保したいのであれば、個室のシェアハウスを選ぶことは基本の条件です。
シェアハウスには、入居者一人ひとりに個室が与えられているタイプと、複数の入居者で相部屋になる「ドミトリー」の2種類があります。
ドミトリーでは、寝るときも着替えも他の住人と同じ部屋で過ごすことになるため、プライバシーを確保しにくいです。
個室タイプのシェアハウスに絞って物件を探しましょう。
ポイント②個室の位置
同じシェアハウスでも、個室ごとにプライバシーを確保できるかどうかのレベルが異なります。
たとえば、人通りの多い場所や出入口に近い場所であれば、ドアを開けた際に部屋の中が多くの人に見えやすいです。
また、ドアを閉めていても部屋の中での話し声が外に聞こえやすくなります。
シェアハウスの見学の際は、自分が入居するのであればどの部屋になるのかも含めてよく確認しましょう。
ポイント③廊下の幅
意外と見落としがちなのが、シェアハウスの廊下の幅です。
廊下の幅が広いと、向かいの部屋同士の距離も広くなるため、ドアから漏れるお互いの生活音や話し声が相手に聞こえにくくなります。
プライバシーを確保したい場合は、できるだけ廊下の幅が広く、向かい合った部屋同士の距離が離れている物件がおすすめです。
ポイント④入居人数・世帯数
個室のシェアハウスを選んだとしても、そのシェアハウスに大人数が入居しているのであればそれだけ自分の部屋の生活音などが他の入居者に聞こえる頻度は高くなります。
また、共有スペースでも必然的に多くの人と関わることになるため、入居者の多いシェアハウスではプライバシーがあまり確保できない可能性があります。
プライバシー重視の場合は、入居者ができるだけ少ないシェアハウスを選びましょう。
また、自分が入居する時点では入居者が少なくても、上限の人数が多ければ後から入居者がどんどん増える可能性もあります。
現時点での入居者だけでなく、シェアハウス全体で入居可能な世帯数の上限も確認しましょう。
ポイント⑤ルールが決まっているかどうか
シェアハウスごとに、共同生活を送るうえでのルールをしっかりと決めているケースや、ルールがほとんどないケースなど、ルールの扱いはさまざまです。
騒音やお互いの生活への干渉などのルールがある程度決まっているシェアハウスを選ぶと安心です。
また、プライバシーに関するルールが特に決まっていないシェアハウスでも、掃除や共有設備の使用方法などの基本的なルールが決まっており、尚且つ守られているシェアハウスであればある程度安心できます。
そのようなシェアハウスであれば、万が一プライバシーに関する相談や要望がある際も、建設的な話し合いをして柔軟に対応してもらえることが期待できます。
プライバシーに関するトラブルを防ぐために意識したいこと
ここまでで、プライバシー重視で入居前にシェアハウスを選ぶ際に意識したいポイントを紹介しました。
入居前だけでなく、実際に入居してからもぜひ意識したいポイントがあります。
トラブルを防ぎ、自分の時間を大切にしつつ楽しい共同生活を送るために、以下の2点を意識しましょう。
ポイント①価値観の違いを理解する
他人同士で生活を送る以上、価値観の違いをある程度受け入れることは大切です。
それは“プライバシーを侵害されても受け入れるべきだ”というものではなく、お互いに相手のプライバシーを尊重しているつもりであっても考え方が異なる可能性はあるということです。
たとえば、本や日用品などの簡単な貸し借りひとつとってもいろいろな価値観の人がいます。
「共有スペースにあるものは自由に使ってもいい」
「相手にひと言確認をとれば私物を借りても問題ない」
「そもそも私物の貸し借り自体、頻繁に行うべきではない」
……など、さまざまな価値観があります。
自分の当たり前を過度に相手に押し付けてしまいすぎないように注意しましょう。
また、万が一、プライバシーに関するトラブルがあった際は、自分の価値観をきちんと話したうえで相手の価値観を確認し、両者の意見を尊重できるような話し合いを心がけましょう。
ポイント②知り合いを呼ぶときは事前に共有する
友人や家族などの来客を呼んでも問題ないというシェアハウスは多くあります。
しかし、だからといって自分だけの判断で好き勝手に呼んでもいいというわけではありません。
シェアハウス内で来客に関するルールが定められている場合はそれに順守しましょう。
ルールが特に決まっていない場合でも、最低限のマナーとして、遅くとも前日までには来客がある旨を日時と人数を含めてシェアハウス全体に周知しましょう。
来客を事前に周知することは、他の住人のプライバシーを守るうえで大切なことはもちろん、めぐりめぐって自分自身のプライバシーにもかかわってきます。
なぜなら、“マナーをきちんと守る人だ”という印象を他の住人に抱いてもらうことができれば、他の住人が来客を呼ぶときも同様にマナーを守ってもらえる可能性があるためです。
自分の行いがきっかけでシェアハウス全体のマナーが良くなることで、自然とプライバシーに関する干渉もお互いに配慮されるような間柄になるでしょう。
プライバシー重視の場合は見学をしっかりと。シェアハウス入居後はマナーに気を付けて双方のプライバシーを守ろう
以上、シェアハウスでプライバシーを確保するためのポイントを紹介しました。
シェアハウスでプライバシーを守りつつ、共同生活を楽しく送るためには、物件の選び方も大切ですが、入居後のふるまいも大切です。
価値観の違いを理解し、最低限のマナーを守って生活することで、プライバシーに関するトラブルを防ぎ、お互いに気持ち良く生活することができます。
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